不登校の子に「言ってはいけない」ことば

不登校 言ってはいけない

お子さんが不登校になったとき、
「言ってはいけない」ことばを、子どもに言ってしまったことはありませんか?

私はあります。

「なんで行かないの?」
「嫌なことあった?先生が苦手?」
「どうすれば、行けるようになるか、一緒に考えよう」

振り返ると、当時の我が子は困った顔をしていました。

今ならこんな言葉は言わないし、詰め寄るような言い方もしなきゃよかったと反省しています。

不登校支援をしていると、こうした親御さんの「言わなきゃよかった…」という後悔の声がたくさん耳に届きます。

そこで今回は、
お子さんが不登校の
親御さん向け
「言ってはいけない」言葉をお伝えしていきます。
ママだけじゃなく、周囲で支える親戚や先生方の参考にもなればと思います。

「ダメだ…もう言ってしまった。ダメとわかってても言ってしまう」という方もいらっしゃると思います。
私もそんな時期はありました。

そんな場合でも自分を責めずに、
「傷つけること言ってごめんなさい。
ママもストレスがたまってるからなんだ。
でもあなたの幸せになる道を、
いつも一緒に考えて、
一番の味方でいたいと思ってるよ

と、気持ちに余裕がある時に何度でも伝えてみてほしいと思います。

admin

言霊として子どもの心に残るように、いい方の言葉を何度も言ってます、私は。(本音はしんどくても)

目次

不登校の子どもに言ってはいけない言葉【4つ】

不登校サイトや文科省のSOSサイト、そしてXと実際の聞き取りを元に書いております。

「これ言ったら取り返しがつかない!」と言うことではありません。
家族関係は、思いやりと努力で必ず修復できます。

学校に行かない子どもと、その保護者さんの助けになりたいと思って書いているので、このサイトによって悲しんでほしくはありません。
見ていて苦しい方は、無理に読まなくて、ここまでで閉じてくださいね。

「どうして学校に行かないの?」

「え、こんなのどの親でも全員聞くでしょ?」と思いますよね。私も言いました。

体調は悪くないのに休む場合は、日常会話として理由を聞くのは当然です。
親御さんはご自分を責めないでくださいね。
「聞いてしまった」=「失敗」ではありません。

ただ、不登校の子どもからすると、「どうして学校に行かないの?」という質問はとても答えにくいのだという声が多く挙がっているのです。

自分で思っていることを、言葉で伝えるのが苦手な子どもはとても多いからです。

子ども側の状態はこう。
  • 自分でも理由がわからない
  • 言葉にできない
  • うまく説明できない
  • 期待に応えられない罪悪感がある

そこに
「どうして学校に行かないの?」が来ると、

  • 答えられない自分=ダメ
  • 親を困らせている
  • 追及されている

と感じやすいのです。

「親が学校に行ってほしいと思っている。
行くことが当たり前とされている学校に、自分は行くことが出来ない」
という劣等感や悔しさ、情けなさ、申し訳なさを感じているときに、

「自分は弱く、このような理由で学校に行くことが出来ません」と言うのは、とても難易度が高いですよね。

大人でも言語化が難しい内容だと思います。

だからリカバーは
問いを撤回することから始まります。

「どうして学校に行かないの?」と言ってしまったら…

まずこれを言うといいです。

さっき「どうして?」って聞いちゃったけど、
うまく言えないよね。

何か理由はあると思うけど、言えるときでいいからね。
いつでも聞くからね。ごめんね。

これだけでいいんです。

ポイントは

✔ 原因をもう追わない
✔ 子どもが悪いとは言わない
✔ 言えないことを認める

とりあえず、質問したことで子どもの心にかかったストレスは、これで解消できると思います。

「学校に行きなさい」

子どもが学校に行かないのは、苦しいから。
苦しい場所に「行きなさい。」は子どもからすると「できないことを命令される」状態です。

私は教員をやっていたこともありますが、
小学校は、したくないことを命令される場所、と感じる子も多いようです。

私の知る限り、今の先生がたは優しい人が多いです。

教員は「命令」はしませんが、


こうしたことを「従うべき命令」と感じる子が多いのです。

例えば
「休み時間のうちにトイレ行ってね」
「当番さんは給食準備急ごうね」
「人の話を聞く時間だよね」
なども、
「そうしなければならない命令」
と感じる子もいるのです。

学校の先生がこうした声がけをしないと
学校は【無法地帯】状態。
集団行動をするために
不可欠な声かけでもあるのです。

子ども側の状態はこう。
  • 行けない自分はダメだ
  • 学校に行くことすらできない
  • 親に理解してもらえないという悲しさ

「学校に行きなさい」と言って、その後、後悔していらっしゃる親御さんには多く会いました。

「学校に行きなさい!」と言ってしまったら…

もしすでに言ってしまったなら、

さっきは焦って言ってしまった、ごめんね。無理させたいわけじゃないよ。

と一度言葉を引き取り、理由よりも気持ちに寄り添う姿勢を示してください。

お子さんが小さい場合は、ぜひぜひ、ぎゅーーッと抱きしめて、言葉で言えない愛情を伝えてみてください。大切な家族からのスキンシップは子どもの心の栄養になります。

admin

子どもも親も同じ人間。
失敗して弱いところを見せ合い、傷つけてしまったら「ごめんね」と許し合う。完璧じゃなく、自然体でいいと思います。
言ってはいけないことを言ったとしても、
素直に謝り、
「あなたが大切」という愛情さえ伝えていれば、
素敵な親御さんだと思いますよ。

心が落ち着けば、関係は十分に修復できます。
心が落ち着けば、ふと学校に行き始めることも、起こりえます。

「頑張れる?」

この言葉は、子どもには
「努力が足りてない」
「怠けていると親に思われている」
と聞こえやすく、
「自分はダメだ」と思わせてしまいます。

すでに心は満身創痍。
ヘトヘトの状態なのに、そこから更に命を削って立ち上がらせてしまう。
もしくは、どう頑張っても学校にはいけないけど、
頑張ってない自分をただただ情けなく感じさせてしまうのです。

子どもの状態はこう
  • へとへとなのに、まだ頑張らなければならないのか
  • 親に「頑張ってない」と思われている
「頑張れる?」と言ってしまったら…

もしすでに言ってしまったなら、

「さっき“もっと頑張れ”みたいに言っちゃったけど、もう十分頑張ってきたんだよね。無理させたいわけじゃないよ。今は休んでいいよ。」

admin

ママも
「今日は仕事休みたいな」
って日がある。
頑張れない日があるのはみんな同じかもね。
なんて言ってました、私は。

親子であっても相手の残りのHPがどのくらかは、計りかねることはあります。
「言ってしまった!」と思ったら
すぐにリカバーする言葉で上書きして、
なるべく早く気持ちを楽にしてあげたいですね。

「なんで?どうして?」(詰問)

不登校になってすぐは、
子どもは「なぜ行けない」のか、上手く理解できていません。
言葉にできない気持ちを繰り返し聞くことで、
子どもはとても困ってしまいます。

【詰問】は子どもを焦らせ、「ウソ」や「自信喪失」「罪悪感」を招くだけで
けっして解決にはつながりません。

多くの児童心理書でも【詰問は子育てにおいてNG】と明記されています。

詰問をしたくなるお気持ちはよくわかります。
詰問をすることで「した人の溜飲が下がる」からという科学的根拠もあるくらい、
子育てにおいて追いつめられた親御さんは
お子さんに対して詰問をしてしまいがちです。
詰問することによってストレス解消をして
心のバランスをとろうとしているからと思われます。

子ども相手に詰問して「ストレス解消」してしまったのか…と気が付いた時は、私は自分で自分を殴りたくなりました。

詰問したからと言って
悪い親、ダメな親、とは私は思いません。

子育てはそれほどに、育てる側にストレスをかけるものなのだと、理解しているからです。

子どもの状態はこう
  • 詰問に「答えなければいけない」
  • 詰問に対して「説明できない自分が悪い」
「なんで?どうして?」(詰問)と言ってしまったら…

もしすでに言ってしまったなら、

「さっき“なんで?”って聞いちゃったけど、うまく言えないよね。ごめんね。理由がわからなくても大丈夫だよ」

admin

こういうことを書くたびに
お子さんに対しては、こんなに配慮するのに
ママやパパは人に気遣ってばかりで
配慮されないままでいることを想い
苦しくなります。
子育てって孤独ですよね。
「そんなにもお子さんのことを考えて
気遣って配慮されててすごい!」
とお伝えしたいです。
本当に素晴らしい親だと思います。

もう原因の追究はしないよ!
という態度や気持ちが伝わるといいです。

お子さんは安心して気持ちの整理ができると思います。

不登校の子にいってはいけないこと【4つ】

  • 「どうして学校に行かないの?」
  • 「学校に行きなさい」
  • 「もっと頑張れるでしょ?」
  • 「なんで?どうして?」(詰問)

子どもが不登校になると、保護者さんはまず「解決しよう!」と試みてしまいます。
親として当然のことですよね。
子どものためにできることをしたい。
そういう気持ちから出る言葉が、実は子どもの心を深く傷つけていることもあります。

子どもが不登校になり、
慌てて色んな事を学び直し、
子どもの心の状況を知って初めて
「あの時、ひどいことを言って子どもの心を傷つけてしまった。」
と落ち込むのです。

私も、できれば子どもの心から消してしまいたいと思うことを
あれこれ聞いてしまったこと
反省点はたくさんたくさんあります。

言ってしまったことは戻りませんが
「あの時はごめん、反省しているよ。そして、いつもあなたの味方でありたいと思ってる。」
という気持ちを伝え続け
プラスの言葉で根気よく上書きしていくことで
悪いことは、子どもの心から消えていくと考えています。

不登校は
子どもが「学校」という「社会」から離れてしまう不安定な状態です。

せめて子どもが属するもう一つの「社会」である「家庭」内では
信頼をよせあい、
力を合わせて、
支え合っていけるといいですね。

それがきっと、様々な問題を解決する第一歩になると考えております。

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この記事を書いた人

このサイトの管理人です。
2021年より我が子の不登校に対応しているシングルマザー(教員歴あり)です。
不登校の中で出会ったたくさんの親子さんたちの困りごとを解決できるサイトを作りたいと思い、はじめました。
「正解を見つけるサイト」ではなく、「自分と同じように困ってる人いるんだな」くらいのN1の経験談として、気楽にご覧いただけたら幸いです。

記事の感想等、記事下のコメント欄に書いていただけたら嬉しいです。

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