不登校の子どもたちにとって、学校以外の安心できる居場所は、心の拠り所になりますよね。
また、不登校の子どものそばにいる親御さんにとっても、子どもが日中を安全に過ごせる場所があるだけで、心の負担は大きく減ります!
adminどんなに大切な我が子でも、24時間一緒はキツイ…ってことは、子育ての中でよくありますよね💦わかります
この記事では、不登校の小学生・中学生向けの主な居場所5つと、それぞれの特徴を、実体験を交えながらまとめました。
「ここ以外にもこんな居場所があるよ」という情報があれば、ぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
不登校の子どもの居場所【小学生・中学生編】
① 教育支援センター(適応指導教室)
教育支援センターとは、自治体が運営する公的な施設で、学校以外の学びと居場所を提供する場所です。
原則として子どもだけで通う(送迎は親がすることが多い)ことができ、教員免許を持った先生が常駐しているケースが多く見られます。
学校復帰を目的とする支援だけでなく、
学習・相談・集団活動などを通して、子どもが安心して過ごせる環境が整えられています。



同じ学校の違うクラス、違う学年の地域の子どもたちがいることが多いので、同世代との触れ合いも見込めます。
学校に準ずる義務教育支援施設のため、基本的に利用料は無料です。
運営時間は9時〜15時前後が多く、給食は出ないためお弁当持参なところが多いです。
たまに野外活動や郊外の大きな公園にみんなで遊びに行くなどもイベントがあるケースもあります。
ただし、内容や雰囲気は自治体によって大きく異なります。
私の自治体では、教員免許を持つ先生が2名常勤しており、
一緒にボードゲームをしたり、体育館でバドミントン・サッカー・卓球などを楽しんで過ごしています。
時々、近隣の学校から担任の先生や空き時間の先生が来ることもあり、遊びや学習のサポートをしてくれることもあります。
学校とは違う先生たちとの関りが楽しいと、うちの子は話しています。
通うためには事前登録が必要で、担任または校長先生に相談し、面談日を決める流れになります。
登録までに1か月ほどかかることもあるため、不登校の兆しを感じた段階で、早めに登録だけしておくことをおすすめします。
「不登校になるかも?」と感じたら、まず学校にお願いして教育支援センターにつないでもらうことが、本当に大切です。
詳しくはこちらの記事でまとめています。



自治体によっては教育支援センターは
「学校に戻そうという圧がスゴイ」
「子どもに無理やり勉強させようとする」
など、苦しい場所であることも多いので、地域によるのだとお考え下さいね。
② フリースクール
フリースクールとは、民間が運営する不登校の子どもの居場所で、子どもの個性やペースを尊重した学びの場です。
運営者や理念によって内容の差が大きく、
「ここなら安心」と感じられる場所もあれば、慎重に見極めたい場所もあります。
そのため、複数回の見学や体験は必須です。
子どもが慣れるまで、親が付き添って通うケースも少なくありません。
費用は月数万円かかる場合もあれば、助成金を活用してほぼ無償で運営されているところもあります。
自治体によっては、フリースクール費用を助成してくれる制度があるため、もしもフリースクールに通うことを決めたのであれば、
- 市区町村役所の「子ども・子育て支援窓口(福祉・保健部門)」
- 市区町村教育委員会(学校教育課・義務教育支援担当)
に費用助成について、問い合わせてみることをおすすめします。
過去に、仲間と一緒に居場所一覧サイトを運営していたことがありますが、
個人運営の居場所はスタッフの少なさから、けがやケンカのリスクが高かったり、気づいたら閉鎖していたりすることも多く、
「安心安全な不登校の居場所情報」を継続的にまとめる難しさを感じました。
「月に数万円かかるけど、ものすごく素敵な教育をしてくれる」という機関もあるので、
探してみる価値はあります。
大切な子どもが通う場所だからこそ、
保護者がしっかりと安全性や運営体制を確認することが必要です。
小学生の頃は、我が子はフリースクールに行く日を「学校の出席扱い」にしてもらっていました。
その手順や体験談については、今後別の記事にまとめていく予定です。(リンク)
③ 児童館・公民館
不登校児童の増加に伴い、日中の居場所として児童館や公民館が協力している自治体もあります。
地域に根ざした施設なので、気分転換として親子で出かけてみるのも一つの方法です。
職員との交流や、同じような状況の子どもとの出会いにつながる可能性もあります。
私の地域ではこのような取り組みがなかったため詳細はわかりませんが、
多くの場合、子どもだけでの利用は難しく、親子同伴が基本になる印象です。



「不登校・親の会」などで情報を得られることが多いです。
④ 親戚宅
近くに祖父母や親戚が住んでいる場合、日中の居場所として頼ることもあります。
不登校になると、親は心配と疲労が重なり、心身ともに限界を迎えやすくなります。
それにも関わらず、母親が責められてしまうケースや、
親族・配偶者から理解を得られず、さらに傷ついてしまうことも少なくありません。
親戚にお願いする場合は、
「一緒に子どもを支えていく仲間」として理解を得るための話し合いが必要になることもあります。



世間の方々、不登校の子どものいるご家庭には、あたたかいお声がけをお願いいたします。もう十分傷ついて疲れていることが多いんです。
⑤ オンライン学習・オンラインコミュニティ
自宅から参加できるオンライン学習やコミュニティもあります。
対面が難しい子どもにとっては助けになる一方で、
不登校をきっかけに画面を見る時間が急増し、視力や健康面を心配する声も多く聞かれます。
多くは高校生以上、または子ども自身が強い意思を持って参加する場合に向いていると感じます。
小中学生の場合、
学校の集団授業と同時にオンライン対応を行うことは、実はとても難しく、
「授業を見るだけ」になってしまうケースも少なくありません。
子ども側も、教室の様子を画面越しに見ることで、
かえって精神的負荷を感じてしまうこともあるので、小学生や中学生の不登校の場合に、オンラインの選択肢は少ないかもしれませんね。
居場所を選ぶポイント
- 1:子どもの状態に合わせる
-
不登校の理由や気持ちは、その子によって違います。
無理に集団に入れるのではなく、その子自身が「行きたい」と思える場所を選ぶことを、一番大切にするといいです。
結果として
「長く通える」
「子どもが毎日幸せそうにしている」
「将来きっと素敵な大人になる!とイメージが湧く」
となり、家庭内が円満になることが多いからです。心身ともに健康な状態である子どもは、そのうち自分自身で、将来のことを真剣に考えるようになります。その後の学校復帰や(戻ることが正解ではなく、あくまでも選択肢の一つとして)、受験への挑戦が自然と芽生えてくることが多いと多くの体験者が話していました。
- 2:見学・体験を必ずする
-
子どもだけでなく、親も一緒に、その居場所の雰囲気を確認することが重要です。
特に民間の施設の中で、子どもの安全がどのくらい確保されているかの見極めは、親にしかできません。子どもが大きなケガや心の負担を負う経験をした場合は
「そのフリースクールを選んだ親の責任」となります。
しばらくは一緒に通って、スタッフさんたちとのコミュニケーションをたくさんとることが、一番いい方法かなと思います。日本版DBSは2026年12月25日に施工予定ですが、公的でない施設に子どもを狙う犯罪歴のある人が、スタッフとして入り込む余地はまだまだありますので、場所選びを慎重に行う必要があります。
- 3:通いやすさ
-
フリースクールなどの居場所は、
家からの距離
交通手段
開所時間
など、無理なく子どもが通い続けられるかを、事前にチェックしておくことも大切です。送迎負担は親御さんにかかってくるので、決して無理しない物理的条件の場所をさがすようにしましょうね。 - 4:費用
-
フリースクールは私立小中学校並みに高額な場合もあります。
無料の教育支援センターが子どもに合わなかった場合は、
不登校期間にフリースクールなどの費用がかかるかもしれませんが、
家計に無理のない範囲で決めてくださいね。
自治体によってはフリースクールの費用助成もあるかもしれません。
自治体役所の子育て支援課などに電話して聞いてみるといいです。
不登校の居場所さがし…保護者ができること
居場所探しでは、焦らず子どものペースを尊重することが何より大切です。
ただ、忙しい現代のママやパパたち…仕事を休めないなどの事情がある場合は、
公的な教育支援センター(適応指導教室)への登録だけでも先にしておくことは、後々の助けになります。
居場所は一つに決める必要はありません。
我が家は、複数のフリースクールを見学・体験し、半年くらい通ったり併用した時期を経て、
最終的に教育支援センターに落ち着きました。
「部屋に引きこもらない」
「親子だけで抱え込まない」
「学校と家以外の居場所を持つ」
この3つが、不登校の中でも前向きに過ごせたポイントだったと感じています。
子どもの成長とともに、適した居場所も変わってくるので、「必ず通い続けられる安全な場所を探さねば!」と気負わずに、行ったりいかなかったりわがままで気まぐれな居場所を、マイペースでぼちぼち探す気持ちでいいと思います。



小3~小5くらいまでは、「何となく同世代の遊べる子どもたちがいる場所に、3日に1回くらいママとお出かけ♪」と楽しそうな我が子の記憶と同時に、「あの頃ほんとうは、ママは不安でたまらなかったなぁ…普通に学校行ってくれたら、仕事に専念できるのになぁとか、考えていたなぁ」と懐かしく思います。
不登校の親として、結局どうしようどうしようと安定ばかり求めていた未熟でちっぽけな自分に比べて、前向きにしっかりと、周囲で起きる変化を楽しい経験にしていた我が子から、教わることの多い時期でした。今もですけど…トホホ





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