「息子の不登校で利用した民間のフリースクール」

ta9yaaatell様(親御様)
不登校の期間:中2の秋〜中学卒業まで
不登校の理由:
私の息子が中学2年生の秋から完全に不登校になり、学校以外の居場所を探し始めたのは、自宅に引きこもり始めてから約4ヶ月が経過した頃でした。
最初は本人も混乱しており、親としても無理に外に出すのは逆効果だと考えて見守っていましたが、昼夜逆転生活が定着し、社会との繋がりが完全に断たれてしまうことへの焦りが募っていきました。
そこでネットを使って「地域名 不登校 居場所」「民間フリースクール 中学生」などのキーワードで検索し、自宅から通える範囲にある民間のフリースクールをいくつか見つけました。
パンフレットを取り寄せ、最終的にアットホームな雰囲気を売りにしている民間のフリースクールに入会し、そこに中学卒業までの約1年半在籍することになりました。
そこでの活動で良かった点は、何よりも「学校に行っていなくても否定されない空間」があったことです。
同じような境遇の子供たちが集まっていたため、息子も過度なプレッシャーを感じることなく、自分のペースで過ごすことができました。
スタッフの方々も最初は優しく接してくれ、ボードゲームや雑談を通じて徐々に笑顔を取り戻していった時期は、本当に救われた気持ちになりました。
しかし、通い続けていくうちに、民間のフリースクールならではの善し悪しや、重大な注意点、不満な部分が見えてきました。
最も不安に感じたのは「スタッフの質のバラつき」です。
プロのカウンセラーや教育資格を持った人ばかりではなく、ボランティア延長のようなスタッフも多く在籍していました。
中には良かれと思ってのことかもしれませんが、独自の精神論や、少しスピリチュアルに傾倒した独自の自己啓発のような考え方を子供に刷り込もうとするスタッフがおり、面談の際に強い違和感を覚えることが何度かありました。
教育委員会が運営する公的な教育支援センターとは違い、民間のフリースクールは運営方針や理念が良くも悪くも代表者の裁量に委ねられているため、事前にその思想や指導方針を厳しくチェックしておかないと、子供が偏った影響を受けるリスクがあると痛感しました。
また、金銭的な費用負担も非常に重かったです。
入学金だけでなく、毎月の月額利用料が約4万円かかり、さらにイベントごとの実費負担もありました。
公的な補助がほとんど出ない中でこれだけの固定費を払い続けるのは、家庭の経済を大きく圧迫しました。
それだけの費用を支払っているにもかかわらず、学習支援の面は非常に手薄で、基本的には「子供の自主性に任せる」という放置に近い状態だったことも不満点です。
今後フリースクールを検討される保護者の方への注意喚起としては、どれだけ優しそうな場所に見えても、スタッフのバックグラウンドや教育理念に偏りがないか、そして費用対効果が見合っているかを冷静に見極めるべきだということです。
ただの「傷を舐め合うだけの高額な居場所」になっていないか、見学の際に見極めることが大切だと思います。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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