「自分でも体調不良の理由がわからず不登校に…」

「外の人との関りがあれば、(不登校から)早く回復できていたかもしれない。」
今回の体験談で一番印象的だったのはこの言葉でした。
不登校を経験したからこそ
私も我が子が不登校の時に、家の中でいつまでも私と二人きりではまずい!と焦り続けていました。
家の中は温室状態。
やさしい母と2人きりで、子どもの成長に必要な人間関係が成長しないのではないかと焦っていたのです。
もちろん不登校になるくらいだから、人間関係含めた外の世界にへとへとに疲れた状態なので、
休んでいていいとは思っていました。
でも、
「休息をとった後、立ち上がるタイミングを親が逃しちゃいけない。」
「いつまでも甘やかしてはいけない」
「厳しくしないことで、子どもの人生の損失が大きくなるのではないか。」
と、常に不安を抱えていました。
けど、この体験談を読んで、
親よりももっと不登校当事者が、焦燥感を持っているのだとわかります。
周囲の家族は本人を支えるために、焦らせない気持ちを持つことが大事なんだなと改めて思いました。
今回の体験談を書いていただいたのは高校生で不登校を経験されたご本人です。
カウンセラーと心療内科に受診しており、対応者の相性的にこの方には「心療内科の先生」が合ったみたいですね。
こちらの体験記が、不登校になった時、どのようなアプローチが必要なのかのヒントになればと思います。
Tomo様
不登校の期間:高校生の半年ほど
不登校の理由:理由不明の体調不良
半年ぐらい不登校になりました。
最初は最寄りの内科を受診し、その後はスクールカウンセラーや大学病院の心療内科を受診したりして、色々支援をしてもらいました。
スクールカウンセラーは両親が担任の先生から教えてもらい、そして私が勧められました。
しかし、そのスクールカウンセラーの先生とはあまり本音で話ができませんでした。
自分でもどうして不登校になったのか、どうして長期で体調が優れないのか分からない中で「なんで?なんで?」と質問ばかりで答えられずでした。
心療内科では本音を話、1体1での受診が出来て薬も処方され良かったです。
今自分は精神的な病気なんだと思えたら少し気が楽になりました。
2週間に1回ぐらいの頻度で受診をしていました。
その他の居場所としては自宅の自室です。
誰にも会いたくないという気持ちと外に出たくないという気持ちが強く、自室に籠っていました。
今思えば、もう少しいい方法があったのではないかと思いますが、当時は遮断するしか方法がなく、辛かったです。
心療内科への受診の時や親との外食で外に出る以外は自室にいたと思います。
自室にいた時には「親の声も聞きたくない」「心配かけている」と思ってしまっていました。
その当時を振り返るとその思考も自分の精神をすり減らしてしまっていたと感じます。
当時は高校生でしたので、今後の進路をどうしようかと考えた時に高校を転入(通信制)する事で今後の進路を決めやすくなるのではないかと思い、行動しました。
あの時の行動はかなり勇気がいる行動でした。
友だちと一緒に卒業がしたい、この時期に転入してやっていけるのかと不安に思いましたが、通信制だったこともあり、すぐにクラスには馴染め、無理のない範囲で単位を取得でき、卒業できました。
その後の進路では親元を離れたことで親が私の事で悩んでいるというのが物理的に分かりずらくなり、精神的に楽になりました。
今は入学した高校で卒業したかったという気持ちがゼロになったと言ったら嘘になってしまいますが、自分で進路に向けて行動できたことを褒めてあげたいですし、その経験があったからこそ、人にやさしく出来ている気がします。
自室にいる時間にもう少し外の人との関わりを持っていたら世界が広がり、早く回復出来ていたかもしれません。
その当時はどのようなところが自分の居場所になるのか情報が入らずだったので、そのような施設等がもっと広まって今困っている学生たちが少しでも楽しく未来に希望が持てる環境があればと思います。
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