「不登校になった息子を持つ父親としての体験記」

PixelHarbor様(親御様)
不登校の期間:中2〜中学卒業まで
不登校の理由

中学2年の5月から完全に不登校になった息子を持つ父親としての体験記です。
自宅で半年ほど完全にエネルギーが枯渇したような状態で過ごした後、少しずつ外の空気に触れさせたいと考え、まずは費用負担の少ない公的なサポートを求めました。
探し方としては、在籍している中学校のスクールカウンセラーの先生に相談したところ、市が運営している教育支援センター(適応指導教室)を紹介され、見学を経て不登校から約7ヶ月後に通い始めました。
最終的に中学校を卒業するまでの1年4ヶ月間、週に3〜4日のペースで在籍しました。

そこでの活動でよかった点は、公的な機関であるため在籍中学校との連携が非常に密接であったことです。
センターに通った日数がそのまま中学校の出席日数としてカウントされたため、本人の将来に対する焦りや内申点への不安を物理的に軽減することができました。
午前中は自主学習の時間、午後は軽スポーツや調理実習といったプログラムが組まれており、元教員の指導員が多かったため、学習の遅れを取り戻すための個別指導が手厚かったことも本人にとって自信に繋がったようです。

一方で、利用してみて感じた不満点や限界も多々ありました。
公的機関ゆえの「硬直したシステムと環境の質の低さ」です。施設自体が古い公民館の空き部屋を流用したような薄暗い場所で、お世辞にも子どもがワクワクして通いたくなるような環境ではありませんでした。
また、スタッフである指導員の大半が退職した元小中学校の校長や教諭であり、どうしても「最終的には学校に戻すこと」をゴールに設定した前時代的な指導が目立ちました。
息子の気持ちがまだ追いついていないにもかかわらず、「来週は中学校の保健室に顔を出してみようか」といった登校刺激を悪気なく与えられ、せっかく安定しかけていた息子の精神状態が再び不安定になり、数週間センターすら休んでしまうという本末転倒な事態が起きました。
スタッフの善意が、時に学校信仰に基づいたプレッシャーに変わる危うさがあります。

費用面に関しては、公営のため月謝は無料であり、自己負担は教材費や調理実習の材料費として月数百円程度だったため非常に助かりました。
しかし、親の送迎にかかるガソリン代や、毎日のようにお弁当を持たせるための労力的な負担は決して小さくありませんでした。
教育支援センターは経済的負担が少ないという大きなメリットがある反面、指導員が「学校の先生の延長線上」である場合が多く、子どもの心の傷に寄り添うカウンセリング能力には疑問が残る場合もあります。
見学の際には、指導員がどのようなスタンスで子どもと接しているか、登校を無理に強要しないかを注意深く見極める必要があります。


この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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この記事をまとめた人

このサイトの管理人です。
2021年より我が子の不登校に対応している母(教員歴あり)Web会社経営者です。
不登校の中で出会ったたくさんの親子さんたちの困りごとを解決できるサイトを作りたいと思い、はじめました。
「正解を見つけるサイト」ではなく、「自分と同じように困ってる人いるんだな」くらいのN1の経験談として、気楽にご覧いただけたら幸いです。

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