「娘が突然学校に行けなくなって引きこもりに」

unjarage様(親御様)
不登校の期間:中1の秋〜中学卒業まで
不登校の理由:突然行けなくなった
中学1年の秋から娘が突然学校に行けなくなり、完全な不登校になってから約半年間は自宅に引きこもる生活が続きました。
当初は親である私も焦り、無理に学校へ行かせようとして親子関係が険悪になるばかりでした。
このままではいけないと思い、「学校以外の居場所」を探し始めたのが中学2年の春先です。
インターネットで「不登校 居場所 地域名」などのキーワードで検索し、行政が運営する教育支援センター(適応指導教室)も見学しましたが、どこか学校の延長線のような雰囲気を娘が嫌がったため、最終的にアットホームな雰囲気を謳う「民間のフリースクール」を選びました。
そこに中学2年の5月から卒業までの約2年間、週に3日ほどのペースで在籍していました。
フリースクールに通い始めて一番良かった点は、娘の笑顔と自己肯定感が戻ってきたことです。
そこでは「何時に来てもいい、何をしてもいい」という自由が認められており、強制されることが一切ありませんでした。
同じように傷ついた経験を持つ同世代の仲間とゲームをしたり、他愛のないおしゃべりをしたりする中で、娘は「学校に行けなくても自分はここにいていいんだ」という安心感を得られたようです。
スタッフの方々も最初は優しく見守ってくれ、家庭以外のサードプレイス(第3の居場所)として非常に救われたのは間違いありません。
しかし、長く在籍するにつれて、民間のフリースクールならではの「強烈な不安点や問題点」も見えてくるようになりました。
特に痛感したのは、月謝などの経済的負担の重さです。
そのスクールは入会金が数万円、月謝が約4万5千円かかりました。
学校に行っていなくても公立中学の給食費や教材費は引き落とされるため、二重の出費となり我が家の家計はかなり圧迫されました。
民間のフリースクールは国や自治体からの助成がほとんどないため仕方がない面もありますが、経済的な余裕がなければ通い続けられないという現実には強い不満と理不尽さを感じました。
さらに最も不安だったのが、スタッフの「質のバラつき」とスクール側の独特な思想・教育方針です。
民間であるため、スタッフに教員免許やカウンセラーの公的資格は必須ではありません。
親身になってくれる良いスタッフもいましたが、中にはボランティア感覚の大学生や、独自の「スピリチュアルな自然派思想」を強く押し付けてくるベテランスタッフがいました。
「学校の教育システムは悪」「添加物を食べさせるから心が病む」といった極端な持論を面談で語られた時は、強い宗教色のようなものを感じてゾッとしました。
傷ついている保護者の心の隙間に入り込むような民間スクールは実際に存在すると身をもって知り、親として常に警戒し、一歩引いてスクールを観察する必要があると痛感しました。
また、良くも悪くも「ただ遊んで過ごす場所」だったため、学習支援はほぼ皆無で、高校進学を控えた時期には「このままで本当に大丈夫なのか」という学力的な焦りと不安がピークに達しました。
これから民間のフリースクールを検討される方への注意喚起としてお伝えしたいのは、フリースクールは「夢の救世主」ではないということです。
通い始めは子供の心を癒やすために最適な場所になりますが、運営母体が民間である以上、費用負担、スタッフの専門性の低さ、偏った思想によるトラブルのリスクは常に隣り合わせです。
ホームページの綺麗な言葉だけを鵜呑みにせず、必ず事前に複数回見学し、スタッフの言動に違和感がないか、不登校ビジネスに利用されていないかを冷静に見極めることを強くお勧めします。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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