「一時的な心身の不調かと思い、様子を見ていたが…」

keic様(親御様)
不登校の期間:中2〜中学卒業まで
不登校の理由:子どもが学校に行けなくなり、自宅に引きこもるようになってしまった
私の中学2年生になる子どもが学校に行けなくなり、自宅に引きこもるようになってから約3ヶ月が経過した頃の話です。
最初は一時的な心身の不調かと考え、様子を見る段取りを取っていましたが、一向に改善の兆しが見えなかったため、学校以外の居場所をインターネットや地域の福祉ネットワークを通じてリサーチし始めました。
行政が運営する教育支援センターも検討しましたが、子ども自身の「勉強を強制されたくない、もっと自由に過ごしたい。」という意向を尊重し、最終的に民間のフリースクールを選択することにしました。
そこに通い始めてから、中学を卒業するまでの約1年半の間、在籍して活動を続けることとなりました。
民間のフリースクールに通わせて最も良かった点は、子どもが、自分のペースで過ごせる手堅い安全基地のような居場所を確保できたことです。
スタッフの方々は子どもの自己決定権を尊重してくれ、無理にカリキュラムを押し付けることもありませんでした。
同じ境遇の子どもたちとボードゲームをしたり雑談をしたりする中で、学校の教室で傷ついた心が少しずつ回復し、他者とコミュニケーションを取る楽しさを取り戻していく様子が確認できたのは大きなメリットでした。
しかし、一方で費用負担や運営の質に関しては、保護者の視点からシビアに見極めるべき現実的な不安要素が多くありました。
まず、経済的なコストが想像以上に重いです。
入会金に加えて毎月の月謝が約4万〜5万円、さらに教材費やイベントごとの実費が上乗せされ、庶民の家計にとっては無視できない固定費の支出となりました。
公的な補助金がないため、これだけの出費を長期的に維持するのは実利的な負担が非常に大きかったです。
さらに最大の懸念点となったのは、スタッフの専門性と「活動の方向性」の問題です。
民間のためか、教育や心理の専門資格を持たないボランティアに近いスタッフが多く、日によって対応のクオリティにバラつきがありました。
ある日、一部の熱心なスタッフから「既存の社会の枠組みにとらわれない生き方」といった、ややスピリチュアルな思想や偏った持論を子どもに吹き込まれる場面があり、親としては非常にゾッとし、強い危機感を覚えました。
傷ついた子どもを全肯定してくれるのはありがたいのですが、過度な現状肯定のあまり「学校教育や社会のルールそのものを否定する」ような極端な偏向教育に傾くリスクをどうにかしなければと痛感しました。
これから利用を検討される方は、居心地の良さだけでなく、運営元の理念やスタッフの質、学習支援の有無を論理的に見極めることを強くアドバイスいたします。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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