「集団行動の苦痛」

YKTK様
不登校の期間:小学生の3年間
不登校の理由:集団行動の苦痛
小学生の時に3年間不登校でした。
元々幼稚園の頃から集団生活が苦手であり行けばなんとか過ごせるが楽しくない、家に早く帰りたいと思い過ごすことが多かったです。
ある日から本格的に学校での集団生活が苦痛になり行けなくなりました。
私の場合は特別にいじめを受けたなどはありませんでしたが、授業での発表や音読、音楽の授業で周りに人がいる中で歌わないといけないこと、体育の実技など人前で何かをすることへの異常な恥ずかしさ(いわゆる重度のあがり症)から逃れたい気持ちが強く足が遠のいていきました。
不登校から1年が経った時に親が親戚等からの情報を元にフリースクールを探してくれました。
結果としては合計2年間通いその後学校に徐々に保健室登校を交えながら通学できるようになりました。
フリースクールに通い良かった点は、ここにいる人達は私のことを知らないばかりの人だと思えたことです。
先入観を持たず私のことを評価してくれることへの安心感があったのだろうと思います。
そこではやりたい勉強を自分のタイミングでして、年齢学年関係なくみんなで遊ぶ時間やイベントが設けられていました。
それも遊びたくないときは無理に参加しなくていいという、とにかく自由にありのままで過ごそうという環境でした。
もしもフリースクールに通っていなければ恐らく私は身内以外とのコミュニケーションを取ることなく殻に閉じこもったまま身体だけ大人になってしまっていたことだろうと思います。
勉強の遅れは私自身も大変な不安を抱えていました。
きっと親も大きな不安を持っていたことだと思います。
ただ、コミュニケーションを学ぶということは座学では得ることが難しいジャンルと考えています。
勉強よりも遊んで過ごすことが多い環境でしたが、その遊びを通して私なりに「人と関わり会話をする」ということを繰り返し反復することで人との接し方を学んでいけたと思っています。
また色んな学年の人(小〜中学生)がいたため同世代以外とも関わることができたのも良かったです。
世の中には色んな人がいて、色んな悩みを抱えて、一見明るくて楽しそうに過ごしている人にも本人にしかわからない事情を抱えている、自分にはわからない世界が存在していること。
それを小学生のうちに知ることができたのは私にとって大きなことでした。
普通にみんなと同じように学校へ通っていたら気付けただろうか?きっと気付く人もいるし、気付けない人もいる。
私ははたぶん少なくともあの年齢のうちには気付けなかっただろうなと思うのです。
決められた学校以外にも、あなたがいても大丈夫という場所があったことは私にとっては救いでした。
普通に学校に通っていたら得られたはずのことを得られません。
でもフリースクールへ通わなければ得られなかったものがあったのも事実です。
私にとってフリースクールで過ごした時間は人生の中でもとても大きい存在です。
選択肢の一つとしてフリースクールのような場所があることを不登校児本人も保護者も頭の片隅に置いておくだけで心の拠り所になるかもしれません。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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