「学校に一切馴染めなかった」

MonoGarden様
不登校の期間:小3〜中学卒業まで
不登校の理由:学校に一切馴染めなかった
小学校3年生の春から不登校になり、地元の公立学校には一切馴染めませんでした。
両親が私の精神的な荒れ具合を心配し、行政の相談窓口や民間のカウンセリングセンターを片っ端から訪問し、最終的には車で片道40分かかる場所にある「自然体験型」を謳う民間のフリースクールを探し出してくれました。
そこに小学校4年から中学校を卒業するまでの計6年間、長期間にわたって在籍することになりました。
そのスクールでの活動でよかったことは、毎日農作業をしたり、犬の世話をしたり、山に入って秘密基地を作ったりと、身体を動かす自然体験が豊富だったことです。
机の上の勉強だけがすべてではないと五感で学ぶことができ、学校に行けない自分はダメな人間だという呪縛から、大自然の中で少しずつ解放されていきました。
年齢の異なる子どもたちが雑多に集まっていたため、兄弟のような関係性の中で社会性を育むことができたことも大きな財産です。
ただ、この長期在籍の中で、民間フリースクールが抱える根深い闇や問題点も多く経験しました。
特に深刻だったのは「特定のボランティアスタッフによる、偏った思想やスピリチュアルな価値観の刷り込み」です。
スクールの方針が自由奔放な反面、運営陣の一部が「現代医療の否定」や「自然派由来の生活」を過激に崇拝しており、体調を崩した生徒に対して「それは体内の毒素が出ている証拠だから病院の薬を飲んではいけない」と指示したり、オーガニック食材以外の摂取をあからさまに軽蔑するような空気が蔓延していました。
思春期だった私は、一時期その偏った教えを盲信してしまい、実家の両親が用意してくれる食事に対して激しい拒絶反応を示すようになるなど、家庭環境が一時崩壊しかけました。
スタッフの個人的な思想や宗教に近いエコーチェンバー現象を抑止する機能が、民間の小さな組織には全く備わっていなかったのです。
さらに、かかる費用は尋常ではありませんでした。毎月の月謝4万円に加え、自然体験の維持費や施設管理費として半期ごとに10万円のまとまった支払いがあり、6年間で総額数百万円の巨額の負担が両親にのしかかりました。
遠方だったため、毎日の送り迎えにかかる両親の体力とガソリン代の負担も甚大でした。
民間フリースクールは、運営者のワンマン体制になりやすく、第三者の目が入りにくいため独自のルールや思想が暴走しがちです。
見学時には、一般社会の常識的な感覚から逸脱した独自の思想がスタッフ間に漂っていないかを、冷徹に見極める必要があります。

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