「いじめが原因で不登校に…」

Tiny様(親御様)
不登校の期間:小4〜
不登校の理由:いじめ
長女が小学4年生の秋口から行き渋りを始め、完全に不登校になってから約8ヶ月が経過した頃の体験です。
当初は自宅の自室に閉じこもる生活が続き、親としても焦りから無理に登校を促しては激しい衝突を繰り返す暗黒期を経て、まずは本人が安心して過ごせる学校外の居場所が必要だと痛感しました。
情報の探し方としては、インターネットで「地域名 不登校 居場所」「民間フリースクール」といったキーワードで検索を重ねたほか、不登校の親の会に足を運んで実際の利用者からリアルな評判を聞き回りました。
そうして見つけた個人経営のフリースクールに、小学5年の初夏から中学卒業までの約4年間在籍することになりました。
そこでの活動でよかったことは、学校のような一律のカリキュラムや「こうあるべき」という同調圧力が一切なく、本人がその日にやりたいこと(読書やイラスト制作、ボードゲームなど)を自分のペースで選択して過ごせた点です。
同じように傷つきを抱えた仲間たちと利害関係のない緩やかな繋がりを持つことで、娘は徐々に笑顔を取り戻し、自己肯定感を少しずつ回復させていくことができました。
しかし、同時に民間ならではの運営体制に対する大きな不安や問題点にも直面しました。
最大の問題は「スタッフの質のバラつきと専門性の欠如」です。
そのスクールはボランティア精神の強い主婦や学生アルバイトが中心となって運営されており、子どもたちの話を優しく聴いてくれる一方で、心理学的な専門知識や発達障害、不登校の複雑な背景に対する理解が著しく不足していました。
娘が過去のいじめによるフラッシュバックを起こしてパニックになった際も、適切な初期対応ができず、ただ「大丈夫だよ」と根拠のない励ましを繰り返すだけで、かえって本人の傷を深めてしまう場面がありました。
さらに、代表者個人の独特な精神論やスピリチュアルに傾倒した教育理念が徐々に前面に出るようになり、「学校のシステムそのものが悪であり、ここにいるだけで魂が浄化される」といった過激な思想を面談で押し付けられたときは、強い宗教的恐怖を覚え、親としてこの場所に預け続けてよいのか激しく葛藤しました。
また、経済的な負担も非常に重くのしかかりました。
月謝として毎月5万円が必要だったほか、入会金に5万円、さらに校外学習やイベントの旅費、教材費という名目で年間を通して突発的な追加費用が重なりました。
公的な補助金が一切出ない民間施設のため、これらをすべて実費で賄わなければならず、経済的な余裕がなければ子どもの居場所すら維持できないという不条理な現実に絶望を覚えました。
今後利用される方への注意喚起としては、見学時の表面的なアットホームさに惑わされず、スタッフの有資格者の有無、危機管理体制、そして年間にかかる総額の費用を事前に細かく確認することを強くお勧めします。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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