「毎日の給食の時間が苦痛で強いストレスを感じていた」

福島県:K様
不登校の期間:小学校2年生〜小学校6年生
不登校の理由
給食でどうしても食べられない苦手なものが多く、毎日の給食の時間が苦痛で強いストレスを感じていたことが大きなきっかけです。また、全員が同じように振る舞わなければならない集団行動という枠組み自体にどうしても馴染むことができず、常に息苦しさを感じていました。これらが積み重なり、次第に学校という空間にいること自体が耐えられなくなっていきました。

私が学校に通えなくなったのは、小学校2年生の時から卒業するまでの約5年間です。
今から20年以上前のことになります。
私が育ったような地方の町では、学校という場所が地域のコミュニティの中心であり、子どもは学校に行くのが当たり前という価値観が今よりもずっと強く根付いていました。
近所の目もあり、平日の昼間に家にいることへの罪悪感や周囲からのプレッシャーは、子どもながらに相当なものでした。

学校に行けなくなった最初のきっかけは、給食と集団行動に対する強いストレスでした。
当時の学校現場では給食は残さず食べるべきという指導が今よりも厳しく、苦手な食べ物が多い私にとって、毎日の給食の時間は恐怖すら感じるほど苦痛な時間でした。
食べ終わるまで昼休みになっても一人だけ机に向かわされるような空気があり、それが毎日のように続くプレッシャーは、小学校低学年の子どもには到底耐えられないものでした。

また、全員が同じペースで同じことをしなければならない集団行動という枠組みにも、どうしても馴染むことができませんでした。
自分のペースで物事を進めたり、静かに過ごしたりしたいという特性が、当時の画一的な学校生活の中ではわがままや和を乱すと捉えられがちでした。
こうした日々の逃げ場のないストレスが積み重なり、心身ともにすり減った結果、ある日突然、教室に向かう足が動かなくなってしまったのです。

家にいる間も、決して心が休まっていたわけではありません。
学校に行けない自分は「普通ではない」「ダメな子どもだ」と自分自身を責め続けました。

当時の苦しい経験から、行政や教育現場、支援者の方々に強く訴えたいことが2点あります。
1点目は、子ども一人ひとりの特性に合わせた柔軟な対応を学校現場に徹底してほしいということです。
給食一つをとっても、集団行動一つをとっても、みんなと同じを強制するのではなく、その子がなぜ苦しんでいるのかを見極め、個別に対応できるゆとりが教育現場に必要です。
画一的な指導システム自体を見直さない限り、私のようにこぼれ落ちてしまう子どもは後を絶ちません。

2点目は、地方における学校以外の選択肢の圧倒的な不足を早急に解消してほしいということです。
都市部であればフリースクールなどの選択肢もあったのかもしれませんが、地方ではそもそもそういった民間施設にアクセスすることすら困難でした。
地元の学校に通えなければ、もうどこにも行く場所がないという孤立感は、子どもからすべての気力を奪います。
現在はPCやインターネットが普及しているのですから、オンラインを活用した遠隔での居場所づくりや、学習支援のインフラ整備を、地方にこそ優先的に拡充していただきたいです。

どうか、元の教室に戻すことだけを支援のゴールにしないでください。
不登校は決して単なる怠けではなく、心と体が限界を迎えた結果の自己防衛です。
必要なのは、無理に背中を押すことではなく、安心して立ち止まり、学校以外の場所でも自分らしく生きられると実感できる環境を社会全体で保障することだと思います。

現在、多様な学び方が少しずつ認められつつありますが、地方の現場レベルではまだまだ意識や制度が追いついていないと感じます。
過去の私のように、逃げ場のない環境で苦しむ子どもが一人でも減るよう、行政には学校以外の学びの場を当たり前に選べる社会の構築を強く望みます。


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この記事をまとめた人

このサイトの管理人です。
2021年より我が子の不登校に対応している母(教員歴あり)Web会社経営者です。
不登校の中で出会ったたくさんの親子さんたちの困りごとを解決できるサイトを作りたいと思い、はじめました。
「正解を見つけるサイト」ではなく、「自分と同じように困ってる人いるんだな」くらいのN1の経験談として、気楽にご覧いただけたら幸いです。

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