「教師の質の低さ」

東京都:啓介様
不登校の期間:中一
入学して早々の公立中学校でのことでした。ホームルームの時間だったと思います。クラス担任は中年の女性教師でした。自己紹介もそこそこに、家庭調査と称して、みんなに目をつむるように命じたのです。
生徒の家庭環境をつかむため、家族構成を記入した調書を提出することになったのですが、教師とすれば一枚一枚チェックして集計を取るのは面倒なので、これからいう家族構成に当てはまる人は手を挙げてと言い出したのです。
まず、両親のいる家、父親だけの家、母親だけの家、祖父母のいる家、祖父だけの家、祖母だけの家・・・・
目を閉じろと言われれば開けたくなるのが年の端のいかない子供たちの習性です。
わたしの家は母子家庭でした。教師の言う、母親しかいない家で手を挙げました。するとすぐ、「へぇ、そんな家があるんだ、信じられない」という声が背後からしてきました。それを聞いた女性教師は、「〇〇君そんなこと言わないの」と言いながらも、明らかに笑っているのです。
なんてデリカシーのない人間なんだと思いました。と同時に、こんな人間が教師をしている学校には、行きたくないと思いました。
家に帰っても、こんなことは母親に話せません。一人でため込みました。
しかし、日が経つにつれ、その女性教師の偽善さが目に付くようになり、最初のホームルームのことも含めて、授業を聞くのが嫌で嫌で仕方なくなったのです。
その態度は当てられた時の答え方などに露骨に出ます。わたしはどちらかと言えば自分の感情を押し殺すタイプですが、その女性教師に対してだけはどうしても反抗的になってしまい、授業中に鼻をくくったような態度をとってしまいました。
女性教師も癇に障ったらしく、放課後教室に呼び出しを受けました。指定の教室に行くと件の女性教師が教卓の前に立っていました。「入りなさい」と低い声で言われ、嫌で仕方ない相手の前で直立しました。
「どうしても態度は改められない?」と聞くので、「ウン」というと、大きいヒステリックな声で「ウンじゃない、ハイでしょっ!」とたしなめられました。
もうあなたには何をいっても無駄だからこれから、びんたをしますと宣言し、「歯を食いしばり、目をつぶりなさい」というや否や、殴ってきました。
それを母親に話すと、明日抗議に行くというのですが、「行くまでもない、学校を辞めるから」といいました。
不登校を経て転校し、進学した私立高校では、家庭環境のことでバカにされたことは一度もありません。こんなにも違うのかと思いました。
確かに教育を行う上で、生徒の家庭環境を知ることは大事かもしれませんが、まずは目の前の生徒本人を見ることがそれ以上に大事だと思うのです。家庭環境はその後でいいのではないでしょうか。目の前の生徒、人間を平等に扱えなければ、教師など辞めるべきです。
この体験談は、原文ママです。サイト管理人は、一切手を入れておりません。

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