「友人関係のトラブルと、担任の先生との相性」

愛知県:はるの母
不登校の期間:小学五年生の二学期〜中学一年生の途中まで
不登校の理由
きっかけは友人関係のトラブルと、担任の先生との相性でした。最初は腹痛や頭痛を訴えて休むことが増え、そのうち朝になると涙が出たり、制服を見るだけで動けなくなりました。本人も「なぜ行けないのか」をうまく説明できず、親としても最初は戸惑いました。

小学五年生の二学期ごろから、子どもが学校に行けなくなりました。最初は「お腹が痛い」「頭が痛い」と言って休む日が増え、病院に行っても大きな異常はなく、親としてはどう受け止めればいいのか分かりませんでした。最初のうちは、私も「少し頑張れば行けるのではないか」「休み癖になってしまうのではないか」と思ってしまい、朝になると何度も声をかけたり、無理に準備をさせようとしたこともあります。今思うと、本人はすでに限界だったのだと思います。

きっかけは友人関係のトラブルでした。仲の良かった子との関係が崩れ、教室に居場所がなくなったようです。また、担任の先生に相談しても「みんな色々あるから」「気にしすぎでは」と軽く流されたように感じたらしく、子どもは大人にも頼れないと思ってしまいました。いじめと断定できるほど分かりやすいものではありませんでしたが、本人にとっては毎日学校へ行くことが大きな苦痛になっていました。

不登校になって困ったのは、学校以外の選択肢があまりにも分かりにくかったことです。フリースクール、適応指導教室、オンライン学習、相談窓口など、調べれば色々あるのですが、最初から学校や行政側から分かりやすく案内されることは少なく、親が自分で必死に探すしかありませんでした。仕事をしながら情報を集め、子どもの気持ちを受け止め、学校との連絡もするのは本当に大変でした。

学校との関わりも難しかったです。欠席連絡をするたびに申し訳ない気持ちになり、先生から「少しだけでも来られませんか」と言われるたびに、親も子も追い詰められました。もちろん先生方も悪気があったわけではないと思います。ただ、「学校に戻すこと」ばかりが目標になってしまうと、本人の心の回復が後回しになってしまうと感じました。まずは安全に休めること、学びが完全に止まらないこと、社会とのつながりを少しでも持てることが大切だと思います。

行政にお願いしたいのは、不登校の家庭が孤立しない仕組みをもっと整えてほしいということです。学校に行けない子どもは、怠けているわけでも、親の育て方だけが原因でもありません。本人も親も、先が見えない不安の中で毎日悩んでいます。相談窓口の案内、利用できる施設、学習支援、親の相談会などを、もっと早い段階で分かりやすく届けてほしいです。

また、学校以外の居場所を増やしてほしいです。家庭だけで抱えるには限界があります。毎日通えなくても、週に一回だけ行ける場所、勉強しなくても安心して過ごせる場所、同じような経験をした子とゆるくつながれる場所があるだけで、子どもも親も救われます。経済的な負担が大きい家庭もあるので、フリースクールや民間支援への補助も広がってほしいです。

不登校になったことで、子どもは一時期自信を失っていましたが、家で休みながら少しずつ好きなことを見つけ、今は短時間の登校や別室登校から少しずつ前に進んでいます。学校に毎日行くことだけが正解ではなく、その子に合ったペースで学び直せる環境が必要だと強く感じました。

不登校の子どもに対して、「甘え」「逃げ」と見るのではなく、「今の環境が合っていないサイン」として受け止めてほしいです。そして親に対しても責めるのではなく、具体的な支援につなげてほしいです。子どもが安心して休み、安心して学び、安心して社会とつながれる環境がもっと増えることを願っています。


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この記事をまとめた人

このサイトの管理人です。
2021年より我が子の不登校に対応している母(教員歴あり)Web会社経営者です。
不登校の中で出会ったたくさんの親子さんたちの困りごとを解決できるサイトを作りたいと思い、はじめました。
「正解を見つけるサイト」ではなく、「自分と同じように困ってる人いるんだな」くらいのN1の経験談として、気楽にご覧いただけたら幸いです。

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