「人間関係の悩みや勉強へのプレッシャー」

takashi様
不登校の期間:中2
不登校の理由:人間関係の悩みや勉強へのプレッシャー
私は中学2年生の頃、人間関係の悩みや勉強へのプレッシャーが重なり、学校へ行けなくなりました。
最初は「今日は休もう」と思っただけでしたが、その一日が二日、三日と続き、気づけば教室へ戻ることが怖くなっていました。
朝になるとお腹が痛くなり、制服を見るだけで涙が出る日もありました。
「このままではいけない」と頭では分かっていても、体が思うように動きませんでした。
学校を休み始めた頃は、自分を責める毎日でした。
友達は普通に学校へ行っているのに、自分だけが取り残されているような気持ちになり、将来への不安ばかり考えていました。
親にも心配をかけてしまい、「怠けているだけなのではないか」と自分自身を責めることもありました。
家にいる時間が長くなるにつれて昼夜逆転気味になり、人と話す機会も減り、ますます自信を失っていきました。
そんな時、学校の先生から教育支援センターを紹介されました。
最初は「知らない場所へ行くのは怖い」「学校へ行けない自分が行ってもいいのだろうか」と不安でした。
しかし、家にいるだけでは何も変わらないと思い、思い切って見学に行くことにしました。
教育支援センターでは、先生方が無理に学校へ戻そうとすることはありませんでした。「まずはここに来られたことが大きな一歩ですよ」と優しく声をかけてもらえたことを今でも覚えています。その言葉を聞いて、「自分は否定されていない」と感じ、少しだけ心が軽くなりました。
最初の頃は週に1回、午前中だけ通うことから始めました。
本を読んだり、簡単なプリントをしたり、先生と雑談をしたりと、自分のペースで過ごすことができました。
同じように学校へ行けなくなった人もいて、「自分だけじゃないんだ」と思えたことは大きな安心につながりました。
学校では周りと比べてしまうことが多かったですが、教育支援センターでは一人ひとりの状況を尊重してくれる雰囲気があり、焦る必要がありませんでした。
少しずつ通う回数を増やす中で、生活リズムも整っていきました。
朝決まった時間に起きて外へ出るだけでも気持ちが変わり、以前より前向きに考えられるようになりました。
先生方は勉強だけでなく、趣味や将来のことなども話してくれ、自分の気持ちを安心して話せる場所になっていました。
教育支援センターでは、他の利用者と一緒にレクリエーションや体験活動をする機会もありました。
最初は緊張しましたが、少しずつ会話が増え、笑顔で過ごせる時間も増えていきました。人と関わることへの恐怖心が少しずつ薄れ、「また来たい」と思えるようになったことが、自分にとって大きな変化でした。
その後、学校とも連携を取りながら、別室登校や短時間登校を試すことになりました。
いきなり教室へ戻るのではなく、自分の状態に合わせて段階的に進められたため、無理なく挑戦することができました。
最初は緊張しましたが、教育支援センターで積み重ねた経験が自信となり、「少しなら頑張れるかもしれない」と思えるようになっていました。
もちろん、すべてが順調だったわけではありません。学校へ行けた日もあれば、また休んでしまう日もありました。
そのたびに落ち込みましたが、教育支援センターの先生は「後戻りではなく、回復には波があるものです」と励ましてくれました。
その言葉のおかげで、一度失敗しても諦めずに前を向くことができました。
最終的には学校へ通える日が増え、卒業を迎えることができました。
不登校だった経験は決して楽なものではありませんでしたが、自分の気持ちと向き合う大切さや、人に頼ることの大切さを学ぶ機会にもなりました。
そして、自分には居場所が一つだけではないことを知ることができました。
今振り返ると、教育支援センターは学校へ戻るためだけの場所ではなく、自分自身を取り戻すための場所だったと思います。
無理に頑張らせるのではなく、一人ひとりのペースを大切にしてくれたからこそ、少しずつ前へ進むことができました。
不登校になると「もう終わりだ」と感じてしまうこともありますが、回復への道は一つではありません。
学校以外にも支えてくれる場所や人は必ずいます。
もし今、不登校で悩んでいる人がいるなら、焦らなくても大丈夫だと伝えたいです。
昨日より今日、今日より明日と、小さな一歩を積み重ねることが大切です。
教育支援センターのような支援機関を利用することは決して逃げではなく、自分らしく前へ進むための選択肢の一つです。
私自身、その場所に出会えたことで少しずつ自信を取り戻し、未来に希望を持てるようになりました。
この経験を通して、「助けを求めることは弱さではなく、自分を大切にする勇気なのだ」と心から感じています。

この体験談は、ご本人に書いていただいたものです。(改行のみ調整)
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