「教室の空気や周りの視線、授業についていけない焦りなどが原因」

たけるのかみ様
不登校の期間:中1の冬〜
不登校の理由:教室の空気や周りの視線、授業についていけない焦りなど

中学1年生の冬ごろから、少しずつ学校に行くのがつらくなりました。
最初は朝になるとお腹が痛くなったり、頭が重くなったりする程度でしたが、だんだん制服に着替えることも苦しくなり、玄関まで行っても足が止まってしまうようになりました。
特別に大きないじめがあったわけではありませんが、教室の空気や周りの視線、授業についていけない焦りなどが重なって、学校にいるだけで疲れてしまうようになりました。

最初の2か月ほどは、ほとんど家で過ごしていました。
朝は起きても学校へ行けない罪悪感があり、昼間は同級生が授業を受けている時間だと思うと落ち着きませんでした。
母は無理に行かせようとはしませんでしたが、私自身は「このままでいいのかな」という不安が強かったです。
家にいても心から休めるわけではなく、スマホを見たり、布団の中で時間が過ぎるのを待ったりする日が多かったです。

その後、担任の先生とスクールカウンセラーから、市の教育支援センターを紹介されました。
最初に聞いたときは、正直あまり行きたいとは思いませんでした。
知らない場所に行くことも怖かったですし、「不登校の子が行く場所」と決めつけられるような気がして抵抗がありました。それでも、家以外に少しでも安心して過ごせる場所があるなら見てみようという話になり、母と一緒に見学へ行きました。

見学に行った教育支援センターは、学校の教室よりも静かで、人数も少なかったです。
先生たちは無理に話しかけてくる感じではなく、「今日は見に来るだけでも大丈夫」と言ってくれました。
その言葉で少し安心しました。
最初から毎日通う必要はなく、週1回、午前中だけでもいいと言われたので、それなら自分にもできるかもしれないと思いました。

通い始めてからしばらくは、週1回だけ午前中に行っていました。
勉強も、自分ができそうなプリントを少し進める程度でした。わからないところを質問しても急かされることがなく、教室のように周りと比べられないのがよかったです。
慣れてからは週2〜3回ほど通うようになり、勉強のほかに、同じように学校へ行きづらい子とボードゲームをしたり、簡単な工作をしたり、先生と雑談をしたりして過ごしました。
在籍していた期間は、中学2年生の間の約1年間です。教育支援センターに通ったことで、生活リズムが少しずつ戻ったことは大きかったです。
朝起きて、決まった時間に外へ出る習慣ができたことで、家に閉じこもっていた時期よりも気持ちが安定しました。
また、学校に戻ることだけを目標にされなかった点も助かりました。
まずは安心して過ごすこと、自分のペースで勉強することを認めてもらえたので、少しずつ自信を取り戻せました。

一方で、不安だったこともあります。
教育支援センターに通っていても、学校の授業とは進み方が違うため、勉強の遅れは気になりました。
また、同級生が部活や行事をしている話を聞くと、自分だけ別の場所にいるようで寂しくなることもありました。
進路のことを考える時期になると、「このままで高校に行けるのか」という不安も強くなりました。

それでも、私にとって教育支援センターは、家と学校の間にある大切な居場所でした。
完全に元気になったわけではありませんが、安心して通える場所ができたことで、少しずつ人と話す練習ができました。
学校に行けない自分を責めるだけだった時期から、「今できることを少しずつやればいい」と思えるようになったのは、教育支援センターで過ごした時間があったからだと思います。


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この記事をまとめた人

このサイトの管理人です。
2021年より我が子の不登校に対応している母(教員歴あり)Web会社経営者です。
不登校の中で出会ったたくさんの親子さんたちの困りごとを解決できるサイトを作りたいと思い、はじめました。
「正解を見つけるサイト」ではなく、「自分と同じように困ってる人いるんだな」くらいのN1の経験談として、気楽にご覧いただけたら幸いです。

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