「資料準備室という小さな部屋に…」

dtb様
不登校の期間:高校時代
不登校の理由:体調不良
高校時代、不登校になりました。
最初の1週間ほどは体調不良という理由から学校を休んでいたのですが、その先は完全に不登校という形で学校自体に全く行かなくなりました。
しかし、ずっと自宅にいるのも精神的にしんどくなってきた頃担任の教師から「時間をずらして学校に登校してみてはどう?」という提案がありました。
朝、普通の生徒たちが登校する時間よりも遅く登校することで、直接会うことがないようにするという方法です。
「それだったら全然いいな」と思った私は担任の提案を受け入れて学校に通うようになりました。
学校に通うとまず職員室に行って担任に挨拶をして、そこで担任から「ちょっと来て」と言われて担任の後をついていくと資料準備室という小さな部屋に通されました。
「ここは誰も来ないから、ここで自習をするのはどうだろう?」と言われてそこで一日中一人の時間を楽しみました。
「学校にいるのに一人だ」という安心感から、なんだが自己肯定感も強まって何故か勉強も捗りました。
休み時間など資料室の外が賑やかになってくると内心ドキドキしてしまうことはあるのですが基本的に授業中はすごく静かでトイレなどもみんなが授業を受けている時に行けば運悪く会ってしまうこともないわけで安心です。
資料室で勉強をしているとたまに学校備え付けのカウンセラーの人が私の様子を見に来てくれることもあり、それはそれで安心できました。
やはりカウンセラーなので、私の言動を注意するなんてことは全くしてこなくて、色んな思いなどに寄り添って頷いてくれるので、そのカウンセラーさんと話している時は気持ちの面で非常にリラックスできました。
しばらくすると昼食の時間になるのですが学食に行けないのはちょっとストレスでした。
ですがちゃんと毎回お弁当を持参していたのでその資料室で一人でお弁当を食べていました。
午後、大体3時くらいに普通の生徒たちは下校していくので、私の場合その1時間前くらいに帰るように促されました。
それも生徒たちと鉢合わせになることを防ぐ担任の配慮からだったと思います。
帰宅するのは毎回夕方の4時半くらいなのですが不登校なのに学校に行っているというちょっとおかしな精神状態ではありましたが何故か私の中では充実していました。
そんな生活を半年ほど続けて担任と話し合いながら転校の手続きをするのか、高校認定の試験を受けるのか考えていました。担任からは高校認定の方が向いていると言われたのでそちらの方向で前向きに考えていたのは確かです。

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