不登校・まず親がやること3つ

「学校に行きたくない」――これって、もしかして不登校?
子どもから
「学校に行きたくない」
そう言われたとき、多くの親は頭が真っ白になります。
不登校を経験した親御さんたちの多くが、
「そんなとき、無理やり学校に行かせない方がよかった…」
と話しています。

無理に行かせて何がいけないと感じたかを聞いたところ、
「子どもが、自分の悩みや気持ちを無視された…と感じ、
親子関係が悪化する可能性があるから。」
「子どものメンタルや体調の回復の遅れにつながる場合が多いから。」
と言ったご意見が多いようでした。
でも、そう言われても「じゃあ不登校の子どもをどうすればいいの?」と思いますよね。
子どもが学校に行かなくなると、昼間の子育ての負荷は、一気に親だけにのしかかってきます。
- 勉強の遅れ
- 体力がおちる
- 毎日のお昼ごはん
- 子どもが苦しそう…
- 昼夜逆転して不健康
- 誰に相談したらいいの?
- 高校・大学いけるのかな?
- 身内や世間の目が厳しい…
- 原因や解決法がわからない
- 親(ママ)は仕事を休まなきゃいけない
- ダラダラしているように見えていら立つ
- このままずっと家でYouTubeやゲームだけしていたらどうしよう…



書いていて、当時のことを思い出すだけで、私自身もちょっと苦しくなります。
同時に学校に改めて感謝しました。
子育ての大きな側面を一手に引き受けてくれていたんですね。
ここでは、私自身の経験と、これまで多くの不登校の親御さんと接してきた中で見えてきた、
「不登校の理由が何であったとしても、ほぼ必ず”初期にやっておいたほうがいいこと”」
についてお伝えします。
我が子が不登校になったら、
遅かれ早かれ向き合うことになることを、
不登校初期から整えておくことで、
子どもや親の負担を少しでも軽くできるのではないかという提案です。
「すぐ動かなきゃ!」と急かすつもりはありませんので、
焦らず、参考程度に読んでいただけたら嬉しいです。
自治体や学校によって制度の差はありますが、ここで書いている内容は、日本全国ほとんどの自治体で対応可能なものだと思います。



私もすべての自治体の仕組みを知っているわけではないし、2026年1月の情報ですので、困ったら、お住い自治体の詳しい人に聞くのが一番早いと思います。
不登校・親の対応①「こどもの日中の居場所」を確保する
現代の日本では、ほとんどの親が働いていますよね。
- 出費は増える
- でも、子どもを一人で家に置くのは心配だから
- 結果、仕事に行けなくなる
つまり(不登校になると、出費は増えるのに、収入は減る)という状況に陥りがちです。
不登校対応は、
数日で終わることもあれば、
数週間、数か月、数年かかることもあります。
「いつ学校に行けるのか」
「このまま行かなくなるのか」
不登校初期には、誰にも予測できません。つまり、
仕事をいつまで休めばいいのか
辞めなければならないのか
それすら分からない状態になります。
学校に行かなくても、
子どもを安全に見てくれる日中の居場所があれば、
親の心の余裕はまったく違います。
仕事も休まずに対応できます。
祖父母や親戚が引き受けてくれるならいいですが、そう簡単にいかないケースも多いですよね。
そこで、不登校になったらまずやってほしいことは、
学校に連絡して、教育支援センター(適応指導教室)につないでもらうことです。
教育支援センターとは、
学校に準ずる公的機関で、
資格を持った教員などが常駐している
「学校に行かない子どもの日中の居場所」です。
自治体によって内容は大きく違いますが、多くの場合は、
- 好きな時間に来ていい
- 来たら、好きなことをして過ごしていい
という、フリースクールに近い、ゆるやかな居場所です。
教育支援センター(適応指導教室)
教育委員会が設置・運営する不登校児童生徒の学校復帰に向けた指導・支援を行う施設(平成16年度 1,152カ所)



文科省のHPを見ると適応指導教室は「学校に戻そうとする感」があり、ん?と思いますよね。自治体差が大きく、フリースクールのようにゆったりした環境の場所も多いです。
「その子に合う社会復帰の方法を見つける間、いつでもいていい居場所」と私は思っています。
行ってみて子どもが落ち着けそうならOKかなと思います。
公的機関だからこその安心感
正直に言うと、
私の自治体の適応指導教室は、2021年はとても居心地が良いとは言えない場所でした。
当初はうちも他の居場所を求めて、フリースクールに通っていたんです。
(→不登校の子どもの居場所5選とさがし方)
それでも、他のママたちと教育委員会や県議員の方に働きかけ、
少しずつ環境を改善してもらうことができました。
そしてうちの自治体の教育支援センターは
バドミントンをしたり、
学校に行かない子どもが安心して一日を過ごせる、
とても穏やかな場所になりました。
今ではうちの子も月に1~2回利用して、楽しんで通っております。
すべての自治体が同じとは限りませんが、
公的機関である以上、最低限の安全は必ず守られる
先生が責任をもって、日中の子どもを見守ってくれる
朝に急に子どもが「今日休みたい」と言ったときに、
親が仕事を休まなくても利用できるという点は、教育支援センターの大きなメリットです。
「登録だけ」でもしておく価値がある
教育支援センター(適応指導教室)は、
- 担任・校長の許可
- 申し込み手続き
が必要なことが多く、
登録までに1か月以上かかる場合もあります。(自治体差あり)
だからこそ、子どもに不登校の気配があったら、
まず第一に「いつでも教育支援センターに行けるよう」に、
つないでおくことが大切なのです。
登録しておいたからといって、
必ず通わなければならないわけではありません。
全くいかなくても問題ありません。
子どもが朝に突然「今日学校いきたくない」と言った時に、
- 親が急に仕事を休まなくて済む
- 学校・家以外の選択肢がある
という防御策になり、不登校の子どもにとっても親にとっても、いい居場所になるケースが多いのです。
不登校・親の対応② お昼ごはんルールを決める
不登校になると、
毎日の昼食が親の大きな負担になります。
学校給食に比べて、栄養のことも気になりますよね。
菓子パンやカップ麺ばかりでは、身体の成長も心配です。
我が家では、こんなふうに話しました。
「学校休んでも、あなたの体は大切だから、
お昼ごはんは栄養のあるものを食べてほしい。
そしてママがお昼を用意する負担を減らしてほしい。
できる範囲で、自分で準備と片付けをしてほしいんだけど、どう思う?」
簡単でいいんです。
- ごはん+卵
- プチトマト
- 冷凍ブロッコリー
- お湯を注ぐだけの味噌汁
これだけでも十分。
「カップ麺の日は、卵とトマトをプラスする」
そんなルールでもOKです。
親の「昼食用意」の負担が減ると、不登校への対応やストレスが、ぐっと楽になります。
小5くらいから、名実ともに昼の準備を子どもが一人でできるようになってから、私の親としての心的負担がものすごく激減しました。
子どもが不登校になって増える大きなタスクの一つとして、
昼ご飯をどうするかのルール、を早めに決めておくことをおすすめしたいです。
不登校・親の対応③「不登校の親の会」とつながる
2025年12月、小中学校の不登校の子どもは全国で353,970人もいるそうです。
2024年度から2.2%増えて、12年連続で増加したとのことです。





不登校の定義も「30日以上の長期欠席」とありますが、
「校門にタッチすれば出席扱い」
「毎日保健室でも出席扱い」
「給食だけ来ても出席…」
など、
「ええ?それって不登校と言ってもいいのでは?」
というケースはNOカウントだったりします。
つまり、不登校で困っているのはあなただけではない。ということです。
現在の日本の各地にある「不登校・親の会」には、
- 地元の居場所情報
- 安全なフリースクール
- 発達特性に関する相談先
など、ネットでは拾えない生きた地元情報があります。
同じ状況の大人と話すことで、
親自身が落ち着いて不登校の子どもの対応ができることが、とても多いです。



全国の親の会の一覧こそ、作りたかったのですが、
あったりなかったり主催者のお子さんが復学して消滅したりと…
とてもまとめられませんでした。
「自治体名+不登校+親の会」
で検索すると、見つかることもあります。近所の「学校行っていない子」情報はママたちの間でも知られているので、情報通の方に来てみてもいいかもしれません。(御宅の情報も広まってしまうかもしれませんが)
不登校・親がやること【まとめ】
不登校になると、最初はどうしても、
- 学校は何をしてくれる?
- 誰がうちの子の責任を取ってくれる?
と考えてしまいます。
でも、多くの親が行き着くのは、「最終的に、この子の味方でいられるのは自分だけ」という覚悟です。
このサイトは、
そんな覚悟を一人で背負わなくていいように、
少しでも負担を減らすために作りました。
今しんどい方に、
何か一つでも役に立てたら嬉しいです。












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